SC広場の活動

また来たくなる!SC広場は、横浜思春期問題研究所が運営するスクールカウンセラーのためのスローなサードスペースです。
活動のめあてとしていることは、『楽しく』『つながる』『スペース』の創造です。
①SCカフェ(カフェ形式のトークセッション)
②SCラウンジ
③SC交流会
④SCセミナー(ちょっと真面目な座学の場)
⑤SC事例研究会
という5つの活動を行なっています。基本的に現職のスクールカウンセラーの先生方が参加できます。遠方に在住の方は、オンライン中継での参加が可能です。スクールカウンセラーとして仕事はしていないけれど、学校臨床やSC広場の活動に興味ある方もご連絡ください(ただしご参加するための資格要件はあります)。
実際のスクロールの挙動は、プレビュー/公開ページでご確認ください
ごあいさつ

 また来たくなる!SC広場 のページにようこそいらっしゃいました。
 このページを見てくださる大半の方は公立私立を問わず、小学校・中学校・高校でスクールカウンセラーをして勤務している方々だと思います。この活動を開催している想いを主催している上田がお伝えします。
そもそも私、上田はスクールカウンセラーとしての経験が約25年あります。この年月を見て、文部科学省の研究的なSC設置事業当初からのSCかと思われた方は私と同年輩かそれよりも上の先輩だと思います。なぜならば、この当時、私はかなり若い男性(意味があり男性と記述しています)スクールカウンセラーだったのです。SCの会合や会議に出ても、周りは精神科臨床40年(!)という先輩もいらして、そしてほぼ女性(意味があり女性と記述しています)の先生がたでした。「若い」、「男性」ということで、当時は「?」(『大丈夫?』という声が聞こえてきていたのではと邪推しています)という学校状況でした。それもそのはずで、当時のSCは、各自治体が事業を成功させるために、臨床経験豊富で学校教育現場でうまく立ち振る舞える先生がたを雇用していたので(都市部に限った話かもしれません)、「若い」、「男性」ということが、時代のニーズとしてはかなり違和感であったのだと思います。
 さて、時は25年以上流れて、現在のSCの方々や学校状況を振り返ってみると、学校状況やSCの立ち振る舞いが変わってきていることを意識させられます。まず、喜ばしいことに、若いカウンセラーや男性のカウンセラーの方が増えました。また「SCとはこういうものだ」という天下りの知識や技術(もっともこのことは、当初必要なことだったと理解しています)より、現場で必要なことを現場で先生がたとチームで考える状況が増えました。この状況は若いSCの方がたが押し上げてくれているものだと私は思っています。学校臨床にこれまでの心理臨床モデルを無理に当てはめようとせず、現場の多様性に即して現場でチームの一員として考える耐性を持ち、必要なことはその場で考え書き換えていく、というSCの柔軟性と協働スキルがついてきているのだと思います。SC発足からつい最近までは、学会や職能団体が設た研修会がメインだったとも思います。その研修会の講師は、大学の先生だったり、各学派の著名な先生がになっていることが多かったように思います。今もそれらの研修会の役割は一定の効果はあるでしょう。ただし、現代では、おそらくSNSの進化による社会構造の変化もあると思いますが、天下りの知識や技術は、オープンソースとして共有されるものとなりました。学校現場に出ているSCの方がたの知識や技能(≠技術)の水準は、昔より格段に上がっています。また何より借り物でなく、現場に出て、実践し続けないとわからないステージにSC分野はなりつつあるように思います。BENZやBMWのドイツ車が人気があるのは、ブランドもあると思いますが、その走りが良いからだと思います。「ドイツ車の足(走り)はニュルンベルグ(道)が作る」と聞いたことがあります。ニュルンベルグの起伏に富んだコースを何週も何週もしてドイツ車の足は鍛えられています。SCも同様で、全人口に開かれた相談室という意味で、現場がSCを鍛えていってくれていると思います。その鍛えられた知識と技能は、互恵的な対話でシェアされることによってさらに進化するはずです。このような意味で私は、SCの領域は、インストラクションモデルから互恵的な学びのモデルにシフトしつつあると思っていますし、そうあるべきだと思っています。そして互恵的な学びのモデルを若いSCの方々が促進させていくスペースがあったらいいなと思い(私のような古いタイプは若い人の邪魔をしないようにしないといけないと自戒しています)、この活動を開催することにしました。



体験の広場

SCカフェ(参加無料)

スクールカウンセラーという仕事をしていると、仕事内容や働き方などさまざまな問いが見つかると思います。その問いを対話によって学びほぐしていく試みです。スピーカーがテーマを持ってトークセッションの口火を切ります。その口火をスタートラインとして、参加しているみなさんと対話を積み重ねていきます。問いに対する正解なし、参加者の予定調和なし、時間だけがゴングのトークセッションです。オンラインの参加が可能で、遠方からもご参加いただいています。大変ありがたいことです。市民生活は全国各地それぞれですし、それに従い、スクールカウンセリングの仕事そのものは各地の事情で違うでしょう。この違いを大事にすることが、私たちスクールカウンセラーがその活動を考える時、大変意味があることだと思います。自分たちの知らなかった意味を知って、自分のスクールカウンセリングを振り返る、これが市井のスクールカウンセリング醍醐味ではないでしょうか。

SCラウンジ(参加無料)

スクールカウンセラーが集まる、というだけの活動です。仕事をする、本を読む、マスター(所長)や店員に話しかける、オセロをやる、ボドゲをやる、コーヒーを飲む、寝るという自由なスペースです。参加には事前連絡が必要です。SCセミナーを受講されている方はお気軽に参加ください。

SC交流会

屋内、屋外のイベントも年に数回企画します。
ビアガーデンでの納涼会、許可された河川敷や専用キャンプ場でのBBQ、焼肉パーティー、芋煮会などを行います。参加費は有料(実費)です。

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学びの広場

SCセミナー

スクールカウンセリングにとって必要な知識を学ぶ研修会です。横浜思春期問題研究所・横浜思春期セミナーと合同の開催の場合があります。こちらは有料です。

事例研究会

SCの方々を対象とした事例検討会を実施しています。

SV・コンサルテーション

SCの方々を対象として、回数限定で個人スーパービジョン・コンサルテーションを実施しています。

「学びの広場」のお問い合わせ

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開催場所

横浜思春期問題研究所
東白楽研修センター
〒221-0822
神奈川県横浜市神奈川区西神奈川2-5-17 RAPIDE 1F

TEL:045-594-8501
最寄り駅:東急東横線東白楽駅より徒歩2分

運営会社概要

先生の相談窓口合同会社

[運営事業]
横浜思春期問題研究所
明日から元気が出る!先生の相談窓口
代表社員 上田順一
[住所]
〒222-0037神奈川県横浜市港北区大倉山3-1-25
大倉山アーバンライフ107
[電話]
045-297-0654